こんにちは!北森えりこです!
今ってショート動画とか、動画コンテンツが主流になってきてはいるんですけど
やっぱりしっかり内容の詰まったコンテンツを届けようとすると台本を作ったりしますし
LINEとかメルマガなど、情報を伝えるにあたって絶対に必要になってくるのが文章であり、
情報を言葉にしてわかりやすく伝える必要があるので
この記事では、「言語化が上手くなりたい人」向けに、その方法をお話しします。
間違った言語化の仕方とは?
まず、間違った言語化の仕方から話すんですけど
プライド高い人とか、人から頭いいと思われたい人とか
会話する相手との視座の調整ができない人ほど、やってしまいがちなのが…
専門用語を出して話すことなんですね。
伝わららない言語化をしてしまう人の原因とは?
例えば、学者さんとか、研究者さんとかをイメージしてもらうと、わかりやすいんですけど、
とにかく難しい専門用語を使って話すじゃないですか?
話してる本人は、日常的に使ってる言葉かもしれないけど
相手がその専門用語を知らないかもしれないっていう前提条件が頭にないから
専門用語を使っちゃうんですよ。
あえて狙ってターゲティングする場合はアリ
仮に、
この専門用語を知ってるレベルの人にだけ理解してもらえればいい
って意図的に専門用語を使うのであればそれは全然問題ないんです。
レベル感が合わない人は、お客様に来て欲しくない例だと、
事業をしてる人向けのセミナーなのに、
全く知識ゼロの大学生とか、会社員の人が来ても学びにならないし
逆に、
これってどういう意味ですか?
事業してない人でも出来るようになるには、どうすればいいんですか?
みたいな、セミナーの方向性とは全然違う質問ばかりになってしまうと困るし
相手にとってもメリットにならない場合は、
そういう人向けじゃないですよっていうのを、専門用語を使って絞り込むときには使えます。
理解して欲しいのに伝わらない時にチェックすべきこと
上記のように、狙ってない絞り込んでるわけではなく、
相手に理解してほしいのに全然伝わらないってことが起きる場合は
これからお伝えすることを、やってしまっていないかチェックしてみてください。
1.日常的に使っている言葉をチェックする
まずは、自分が日常的に使ってる言葉の中に
一般的には専門用語だと捉えられるような言葉がないかを
チェックしてみるのが効果的です。
言語化って、その字面が難しそうに見えるから
賢そうに伝えなきゃいけないんじゃないかって思われがちなんですけど、全然、真逆で、
極端に言うと、小学2〜3年生でも理解できる伝え方をするのが正解なんですね。
より簡単な言葉にすること、これが言語化なんです。
2.主語・述語の関係性を振り返る
専門用語を使わないとしても、なんでか相手にうまく伝えられない人っていたりするじゃないですか?
そういう人が、まず意識してほしいのが主語、述語です。
これね、うちの母が父との会話中に、よく怒ったりするんですけど、
うちの父も、今会話してる内容と違う話を、突然、ぶちこんでくるんですけど
主語がないから、なんの話をしてるのかが分からなくて、母が
「主語がない!!なんの話してるのかが分からない!」って怒るんですよ。
これは、我が家だけの話ではなくて、日常の会話の中でも頻繁に起きてますし
質問を受けるときや、ビジネスシーンでも伝わらずにトラブルが起きることがよくあります。
主語・述語の関係性が曖昧だと、メッセージを受け取った側の解釈が変わってしまうんですね。
矛盾が発生する事例1
例えば、テレビでお笑い番組を見てたとして、面白いとか、面白くないとか、話してるときに
日付たっちゃってるから、いらないよね
って、尋ねられたら、
え?なんの話?
今、お笑い番組を見てるんだけど、日付ってどういうこと?
って、何か違う話をしてるっぽいけど、それが一体なんなのかが分からないっていう状況になるじゃないですか?
でも、尋ねてきた相手が
冷蔵庫に入った、賞味期限がきれた食べ物を見せて
そう尋ねてきたら、
あ、食べ物の話ね!
って分かるわけですよ。
これって、言葉以外の視覚情ありきの会話なので、
言葉だけで伝えてしまうと、なんの話をしてるのかがイメージできなくなるんですね。
でも、これをやってしまっている人が結構多いんです。
自分の頭の中には、鮮明にイメージがあっても言葉として伝えていない。
だから主語がなんなのか分からなくて、言葉だけで伝えられた相手は
なんの話をしてるのかが分からず伝わらなくなっちゃうんですね。
矛盾が発生する事例2
これは私の話でもあるんですが、昔、好きだった人との会話中に、
1人で行くには気が引けるけど、行ってみたい場所の話になったんですね。
なので、一緒に行けたらいいなぁと思って
〇〇行ってみたいです!
って話をしたら、相手から
行きましょう!
って返事が来たんです。一見、順調そうに思える会話なんですが、相手の返答には主語がないので
・一人で行ってこいってこと?(勝手に行ってくればいいじゃんという話)
・一緒に行こうってこと?(デートしようという話)
と、どっちにでも捉えられる話なわけですよ。
で、私は「一人で行ってくればいいんじゃない?」みたいに捉えてしまって
この時の話では、デートが成立せず・・・という状況になったわけです(撃沈)
3.接続後や接続文を振り返る
これとちょっと似てるのが、接続語や接続文なんですけど
日本語って難しくて、たとえば
佐藤さんを案内してください
佐藤さんが案内してください
上記のように、たった1文字
- 「を」という接続語なのか、
- 「が」という接続語なのか
で、意味が全く変わるんですね。
佐藤さんを案内するのであれば、佐藤さんはお客様なのかなってイメージできますけど
佐藤さんが、案内するのであれば佐藤さんはスタッフの人なのかなって
イメージする人物の立場が真逆になるんですよ。
こういうたった1文字が違うだけで意味が変わる言葉って、日本語にはたくさんあるので
自分の頭の中にあるイメージを一度まっさらにした状態で
言葉にした文章を声に出して読み上げてみるとおかしい部分が見えてくるんですね。
1文字じゃなくても、「しかし」と「だから」では意味が変わるじゃないですか?
「しかし」って言う言葉が出てきたら今までの話の流れとは、反対の話が展開されるんだろうな
と予測できますし、
「だから」という言葉が出てきたら、今までの話の流れをまとめるような展開になるんだろうな
ってことが予測できるんですけど
使い方を間違えてしまうと、予想してる展開とは違った話になっちゃうので
伝えられた人は、予想を裏切られてなんの話をしてるのかがサッパリ分からなくなっちゃうんですね。
接続語や、接続文を間違えて使ってないかを意識するだけでも、結構伝わりやすい文章になるんですよね。
4.言葉のリズム感を意識する
最後の仕上げとして、めちゃくちゃ大切なのが言葉のリズム感です。
俳句ってあるじゃないですか?
あれって5文字・7文字・5文字で構成されてて七五調っていうリズムでできてるんですけど。
文字数とかそこまで意識しなくてもいいんですが、4拍子エイトビートでできてるって説もあって
エイトビートって、ポップスミュージックのベーシックなリズムになってるらしいんですね。
文章を書くときもあのリズム感に近い感じで文章を展開させていくと
文章を読む側にとっても物凄く読みやすくなるんですよね
だから、声に出して読むと、心地よく読み上げてしまうそんな文章を書くことができるので
言葉のリズム
これを意識してみるのがおすすめです。
まとめ
言語化って、マーケティングでもめちゃくちゃ大事で
CMとか、商品のキャッチコピーには言葉が使われてますし
言語化がうまくなればなるほど伝わるだけじゃなくて
相手にイメージを伝えたりより魅力を伝えやすくなるので
ぜひ、今日お伝えしたことを意識していただければなと思います。